ドバミミズを養殖して堆肥を採取しました。1週間で取れた量は?

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ドバミミズ養殖:たった1週間で驚異の量!ミミズ堆肥の作り方と活用方法大公開!

釣り餌のドバミミズが作る!栄養満点の自家製ミミズ堆肥を手に入れよう!

ドバミミズを養殖していると、副産物として栄養満点のミミズ堆肥が勝手に生み出されるのをご存知ですか?今回は、ドバミミズ養殖からわずか1週間で取れたミミズ堆肥の量と、その作り方、そして活用方法をご紹介します。

【こんな方におすすめ】

  • 家庭菜園で自家製肥料を作りたい方
  • 釣りの餌となるミミズを養殖したい方
  • エコな生活を目指したい方
  • ミミズの生態に興味がある方

【こんな疑問を解決します】

  • ドバミミズで堆肥を作るにはどれくらいの時間がかかる?
  • ミミズ堆肥の量はどれくらい取れる?
  • ミミズ堆肥の作り方と注意点
  • ミミズ堆肥の活用方法

ドバミミズ堆肥の作り方とメリット

ミミズ堆肥の作り方

  1. ドバミミズを飼育する
  2. 園芸用フルイで底に溜まったミミズの糞を集める
  3. 採取したミミズの糞を数週間、土嚢袋に入れて飼育容器内で別にして1ヶ月保管する
  4. 卵が孵化し、ミミズの赤ちゃんが大きくなるのを待つ
  5. ミミズの食べ残しの枯葉が堆肥化されるのを待つ

ミミズ堆肥のメリット

  • 化学肥料に比べて安全で環境に優しい
  • 土壌の団粒構造を改善し、水はけと通気性を良くする
  • 微生物を増やし、土壌の肥沃度を高める
  • 植物の成長を促進する

ドバミミズを養殖して堆肥を採取しました。約1週間で取れた量は?

わずか1週間で驚異の量!ミミズ堆肥の採取方法

今回、ドバミミズ約200~300匹を飼育し、約1週間で土嚢袋半分(約1kg)のミミズ堆肥を採取することに成功しました。フルイで底に溜まったミミズの糞を集めることで実現しました。

ドバミミズを釣りのために養殖(飼育)していますが、ドバミミズの糞は堆肥になるので副産物として堆肥が勝手に生み出されています。

園芸用のフルイで底に溜まったミミズの糞を集めて行きます。

今飼育しているミミズは200〜300匹くらいだと思いますが、1週間くらいでこれくらい取れました。土嚢袋半分くらいですね1キロってとこでしょうか。

全部フルイにかければこの倍くらいは取れると思いますが、ミミズが潜るために半分は残しておこうと思います。

毎週採取はせず月に1回程度採取しようと思います。

ドバミミズの卵も確認できた

わかりにくいですが、真ん中の茶色いのがドバミミズの卵だと思われます。その横の少し緑がかったのはシマミミズの可能性もあります。数匹紛れていたので。シマミミズの卵はうっすら緑っぽいのでこの色はどっちかわからずです。

ドバミミズの赤ちゃんも確認できた

これもシマミミズの赤ちゃんの可能性もないとは言えないのですが、容器の個体数からしてもドバミミズの赤ちゃんだと信じたいですね。

採取したミミズの糞(堆肥)は袋でしばらく保管

採取したミミズの糞(堆肥)は数週間土嚢袋に入れて容器内で別にして1ヶ月保管します。

保管する理由
  • 卵が孵化するまで待つ
  • ミミズの赤ちゃんが大きくなるまで待つ
  • 更なる堆肥化

その理由は3つ。卵が混ざっていることと、ミミズの赤ちゃんがいるので大きくなってほしいのと食べ残しの枯葉があるのでもう少し堆肥化が進んでほしいという理由です。

ミミズ堆肥の使用用途は?

ミミズ堆肥の活用方法
  • 家庭菜園の追肥や元肥として利用
  • 育苗に使う

使用用途は家庭菜園のためです。レインズベッドやプランターなどの堆肥や追肥としてあげていこうと思います。そのために卵の殻などをすり鉢で粉にしてミミズに与えています。

卵の殻を与えることによってミミズの糞にカルシウムなどが残るのではないか?という誰かのブログを見て試しております。生育には影響がないようなので続けていこうと思います。

ドバミミズの分の効果は?

自分は家庭菜園を始めたばかりなので効果を実感するほどの経験がありませんが、こちらの記事を見る限りでは効果はとても期待できそうです。

<糞の効果>

ミミズは、生ゴミ、枯葉、土などの有機物を消化する際に、必須元素であるリン酸やカリウムを植物が吸収しやすいに変え、カルシウムを再び結晶化し、さらにビタミン類も合成します。従って、ミミズの糞には、作物の成長に関わる栄養素が多く含まれています。特に、カルシウムに関して、ミミズは石灰線という器官から炭酸カルシウム(アルカリ性)を分泌しているので、酸性に傾いた土壌を弱酸性にして土壌のpHを矯正できるのも強みです。 また、ミミズが有機物と一緒に飲み込んだ様々な微生物達のうち、ミミズの体内で消化されなかったものはそのまま糞と一緒に出てくるので、ミミズの糞には土壌微生物が多く含まれているのも特徴です。 さらに、ミミズの糞には多様なアミノ酸、酵素、植物成長促進物質が含まれているのではないかと考えられています。

参照:横山和成「図解でよくわかる土壌微生物のきほん」p111
ミミズコンポスト管理局

特に画像でフトミミズの糞と土が比べられています。土がどのような土なのか不明ですが、植物を育てることができるほどの土と比較しないと意味がないので、画像からは普通の土に比べ全ての成分でフトミミズ(ドバミミズ)の糞が上回っていることがわかりますね。

まとめ

ドバミミズ養殖は、釣り餌を確保できるだけでなく、栄養満点のミミズ堆肥を手に入れることができる、まさに一石二鳥の趣味です。今回ご紹介した方法を参考に、ぜひあなたもドバミミズ養殖に挑戦してみてはいかがでしょうか?

この情報が、あなたのドバミミズ養殖と家庭菜園ライフのお役に立てば幸いです。

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