英単語を覚えるのが遅い子に
共通する3つのクセと改善法
「うちの子、何度やっても単語が覚えられない…」そう感じている親御さんへ。
じつは、覚えが遅い子には共通するクセがあります。早めに気づいて、やり方を変えるだけで変わります。
なぜ「覚え方のクセ」が大事なのか
英単語をなかなか覚えられない子でも、方法を変えると急に定着しはじめることがあります。
「うちの子は記憶力が悪い」と思っていたけど、じつは覚え方の問題だったというケースは珍しくありません。
ここでは、多くの子に共通して見られる「覚えが遅い原因になるクセ」を3つ紹介します。
思い当たるものがあれば、ぜひ改善のヒントにしてください。
クセ1:全部を同じペースで覚えようとする
すでに知っている単語に時間を使いすぎて、本当に覚えたい単語が後回しになってしまう。
どんな状態か
単語帳を1ページ目から順番に読んでいると、最初のページに「easy(簡単)」「book(本)」など、もう知っている単語が並んでいることがあります。
そこで時間を使ってしまい、後半の知らない単語まで手が回らない。
毎回同じところを繰り返して「勉強した気」になってしまうのがこのクセです。
改善法
- 最初に全部の単語を確認して、知っているものに〇・知らないものに×をつける
- ×の単語だけを集中的に練習する
- ×が〇になったら、また全部をチェックして新しい×を見つける
きざむ勉強法では、1日5〜10単語に絞って集中します。
少ない量に絞ることで、苦手単語を優先的に練習できる仕組みになっています。
クセ2:書くだけで確認しない(想起練習ゼロ)
答えを見ながら写しているだけでは、「思い出す力」が育たない。テストで出てこない。
どんな状態か
英単語と日本語を見ながらノートに10回書く。
でも次の日テストをすると全然書けない…という経験をした子は多いと思います。
これは「書く」ことが「覚えること」になっていないから。
答えを見ながら写す作業は、「コピー」であって「記憶」ではないのです。
改善法
- 書いたあとに、必ず日本語を隠して英語を思い出す練習をする
- 思い出せなかったものだけもう一度書く(思い出せたものは書かなくてOK)
- 「書いた回数」より「思い出せた回数」を増やすことを意識する
きざむ勉強法の昼・夜の想起練習は、まさにこの「隠して思い出す」を体系化したものです。
朝書いた単語を、昼と夜に「思い出す練習」をすることで、記憶に深くきざまれていきます。
クセ3:1日で詰め込もうとする(分散学習の欠如)
その日のうちは覚えていても、数日後にはほとんど忘れてしまう。本番で使えない。
どんな状態か
試験前日に単語帳を一気に全部覚えようとする。
当日はなんとか思い出せても、1週間後には7〜8割忘れてしまう。
これは「集中学習」と呼ばれる方法で、短期記憶には有効ですが長期記憶には残りにくいと言われています。
改善法
- 1日10単語を1回より、1日5単語を5日間の方が記憶に残る
- 「今日だけ覚える」より「5日後も覚えている」を目標にする
- 英検本番は数ヶ月後→長期記憶に残す勉強が必要
きざむ勉強法の「5日間サイクル」は、まさにこの分散学習を実践するための仕組みです。
毎日少しずつ、でも確実に積み重ねることを大切にしています。
親ができるサポート
お子さんのクセを発見しても、頭ごなしに「そのやり方はダメ」と言うと逆効果になることがあります。
- 「この単語、知ってる?→じゃあこっちは?」と〇×チェックをいっしょにやる
- 「じゃあこれ隠すね、言えるかな?」と楽しく想起練習を手伝う
- 「今日も5単語書けたね」と小さな達成をほめる
勉強の方法を変えるのは最初は面倒に感じることもあります。
でも1〜2週間続けると「あ、覚えてる」という実感が生まれてきます。
その感覚が出てきたら、あとは続けるだけです。
単語が覚えられない子に「もっとやる気を出して」と言っても、なかなか変わりません。
方法を変えることで「できた!」という経験が増えると、自然とやる気も出てきます。
まとめ
- クセ1「全部同じペース」→知ってる単語と知らない単語を分けて、苦手優先で練習
- クセ2「書くだけで確認しない」→「隠して思い出す」想起練習を必ずセットにする
- クセ3「1日で詰め込む」→少量を毎日、5日間かけて分散学習する
- 方法を変えるだけで、記憶力ではなく「勉強法」の問題だったとわかることが多い
- きざむ勉強法はこの3つのクセを自然に改善する仕組みになっている
